心筋症

心筋症

2017年11月6日

心臓は、心筋を拡張させて静脈血を受け入れ、収縮させて動脈血を送り出すポンプの役割をしています。この心筋が、動脈硬化のような明らかな原因が特定できずに、何らかの原因で心筋の状態が悪くなって心臓の機能が低下する病気を心筋症と呼んでいます。
心筋症は、肥大型と拡張型の二つの型に大別できます。肥大型とは、心筋が分厚くなっている状態で、心臓の内腔は拡大していません。拡張型とは、内腔が非常に拡大し、心筋の外壁が薄くなっている状態です。進行してくるとどちらも心臓の機能が低下してしまい、軽い労作、安静時にも息がくるしくなったり、眠れなくなったりしてしまいます。早期の診断によっては内服薬などによって病気の進行を遅らせることができるため、早期受診、診断が大切です。
心臓超音波検査、24時間心電図を装着するホルター心電図が有効です。