川崎病

川崎病

2017年11月6日

川崎病は幼い頃に発熱や皮膚が赤くなる原因不明の疾患ですが、川崎病に罹ると、心臓全体に血液を送る冠動脈に瘤ができることがあります。その瘤に血栓ができて冠動脈が詰まり、心臓発作を起こすことがありますので、定期的な診察が必要になります。
川崎病の患者さんは現在、1000人中4~5人います。川崎病が発見されて以来、40年間で24万人の人が罹患しました。冠動脈に瘤ができるのは、そのうち3~5%です。患者1万人のうち30~40人に、冠動脈疾患を起こす可能性の高い大きな巨大瘤ができています。
心臓超音波検査で冠動脈瘤の進行、運動負荷心電図で冠動脈の狭窄による狭心症をきたしていないか評価します。