不整脈

不整脈

2017年11月6日

不整脈とは、心臓の収縮のリズムが乱れ、早くなったり遅くなったりする状態です。
病名ではなく病態の総称です。つまり、心臓の電気的興奮のリズムが異常になった状態を「不整脈」といいます。
この不整脈には、大きく分けて脈がとぶように感じる期外収縮、脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈の三つがあります。また、不整脈には治療の必要のないものから危険なものまでいろいろあります。通常心臓は1分間約60~80の規則的なリズムで拍動を繰り返しています。
健康成人で不整脈がまったくない人はいないといってもよいほど、不整脈は一般的なものです。不整脈がありながら自分ではまったく気づかず、身体検査ではじめて不整脈を指摘される人もあります。それがどんな不整脈なのか、そのまま放置しておいてよいものなのか、危険な不整脈に発展するものではないか、治療を要する不整脈なのかを、専門医によく聞いて適切な指導をうけることが大切です。治療しなくてもよいものもたくさんありますが、心筋梗塞、心筋症など心臓の器質的疾患が原因で生じる致死性不整脈もあるので注意が必要です。
心臓超音波検査、24時間心電図を装着するホルター心電図が有効です。